この記事ではボッチャのボールは同じ色でも違いがあるのか、また素材の種類や特徴について解説します。
東京パラリンピックの種目になっているボッチャ。
目標となる白いボールに自分のボールをいかに近付けられるかを競うシンプルな競技です。
赤と青に分かれ、それぞれの色のボールを6球ずつ投げていくのですが、同じ色でもボールの色が微妙に違うことに気付いた方もいるのではないでしょうか?
同じ色でもどんな違いがあるのか、どのような種類や素材があるのか、またその理由について見ていきましょう。
ボッチャのボールは同じ色でも違いがある
ボッチャのボールは同じ色の中でも微妙に違いがあります。
色が違うだけでなく、材質に違いがあります。
中身が細かいプラスチックの粒子で、外側を合成皮革や天然皮革のボールが一般的ですが、外側がフェルト素材のものなど様々な種類が使われています。
なぜ様々な素材のボールが使用されているかというと、ボッチャのボールはマイボール制で、規定さえ満たしていれば好きな材料で自由に作ることができるためです。
ボッチャのボールの規定
国際大会などでのボッチャのボールの規定は次のようになっています。
- 重さ:275g ± 12g
- 周りの長さ:270mm ± 8mm
- 転がり具合:テストによって合否を判定
この規定に則って試合前の試験に合格すれば例え中身が米粒でも小麦粉でも問題ありません。
ボッチャのボールの材質の種類と使い分け
ボッチャのボールは材質の種類によって大きく分けて2種類あり、目的によって使い分けられます。
- 柔らかいボール(天然皮革・フェルト):転がりにくいため、球を寄せたりガードしたりするために使われます。
- 硬いボール(合成皮革):転がりやすいため、他のボールを弾くために使われます。
外側の皮だけでなく、中身の素材を変えることでも硬さ・柔らかさをコントロールしています。
試合に持ち込めるボールは6つだけなので、どのような組み合わせでボールを用意するかも重要なポイントになります。
同じ色でも違いがあるボッチャのボールの材質や種類まとめ
ボッチャのボールは規定さえ満たしていればそれぞれのプレイヤーが自由に用意することができます。
柔らかい天然皮革やフェルトのボールは転がりにくい、硬い合成皮革のボールは転がりやすい、などの特徴を選手たちは使い分けてプレーしています。
試合中に選手がどのようなボールを使っているかもボッチャの見どころの1つです。