ボッチャのルールと点数の数え方をわかりやすく解説|東京パラリンピック

ボッチャのルールと点数の数え方をわかりやすく解説|東京オリンピックスポーツ

この記事ではボッチャのルールや点数の数え方を解説します。

東京パラリンピックの競技の1つであるボッチャ。

パラリンピックで初めて見て「どんなルールなんだろう?」「点数の数え方はどうなっているんだろう?」と思っている人も多いのではないでしょうか。

そんな人たちに向けてボッチャのルールや得点の付け方をわかりやすく解説していきます。

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ボッチャの基本情報

まずはボッチャの基本的な情報を紹介します。

  • 1984年からパラリンピックで採用され現在75カ国で行われている
  • ターゲットの白いボールに自分のボールをできるだけ近付ける競技
  • ターゲットを動かせるのがカーリングとの大きな違い
  • ボールは投げても蹴り上げても、道具を使って飛ばしても良い
  • 重度の機能障害を持っている人でも楽しむことができる

ちなみにボッチャとはイタリア語で「ボール」を意味します。

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ボッチャの基本ルール

ボッチャの基本的なルールを見ていきましょう。

  • 赤チームと青チームに分かれ、白色の「ジャックボール」にいかに近づけるかを競う
  • 持ち玉は6球。ジャックボールから遠い方が投げる
  • 両チームが球を全て投げ終わった時点で得点を計算し1エンド(ゲーム)が終了となる。
  • 個人戦・ペア戦は4エンドチーム戦は6エンドの合計点で勝敗が決まる
  • コートのサイズはバトミントンコートとほぼ同じで 12.5m × 6m
  • ジャックボールがコートから出ると中央の「クロス」の位置に戻される
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ボッチャのゲームの流れ

ボッチャのゲームの流れは次のようになっています。

  1. コイントスで勝ったチームが先攻(赤色)か後攻(青色)かを選択する
  2. 先攻のチームが白色のジャックボールを投げる
  3. 先攻のチームが続けて自分のカラーボールを投げる
  4. 後攻のチームが自分のカラーボールを投げる
  5. ジャックボールから遠いチームが、相手よりも近づくか、またはボールが無くなるまで投げる
  6. 両チームが6球全て投げ終わったら審判が点数を判定する
    (1エンド終了)
  7. 前のエンドで後攻だった側が先攻となり、2〜7を繰り返す
  8. 個人戦とペア戦では4エンド、チーム戦では6エンド終わったら合計得点で勝敗が決まる
  9. 合計得点が同じだった場合、タイブレークが行われる

ボッチャの点数の数え方は?

ボッチャの点数の数え方はどうなっているのでしょうか?

お互いのチームが全てのボールを投げ終わった時点で、ジャックボールに最も近い方のチームに得点権が与えられます

相手の最もジャックボールに近いボールよりも近い、自分のボールの数がスコアにカウントされます。

もしお互いの近さが同じ場合、両方に得点が与えられます。

ボッチャの競技部門

ボッチャのクラス分け

ボッチャでは男女の区別はなく、障害の区分により4つのクラスに分けられています。

  • BC1:脳原性疾患で四肢・体幹に重度の麻痺があり、手か足でボールを投げる。アシスタントは車椅子の調整、ボールの手渡しができる。
  • BC2:脳原性疾患があるが自分で車椅子を操作でき、アシスタントを必要としない。
  • BC3:最も障害が重く自分で投球ができないクラス。アシスタントにスロープの調整とボールのセットを指示し、リリーサーと呼ばれる棒でボールを押し出してボールを飛ばす。
    アシスタントはコートに背を向け、選手に合図などを送ってはいけない。
  • BC4:脳原性疾患は無いが重度の四肢機能障害があるクラス。自分でボールを投げることができ、アシスタントを必要としない。

下の表に各クラスの特徴をまとめました。

クラス特徴投球勾配具アシスタント
BC1脳原性疾患可(足蹴り可)×
BC2脳原性疾患××
BC3脳原性疾患/
非脳原性疾患
不可
(勾配具を使用)
BC4非脳原性疾患××

ボッチャの見どころは?

ボッチャの見どころは数手先を読んだ緻密な頭脳戦と、針の糸を通すような精密な投球です。

また次のような点を着目すればよりボッチャを楽しむことができます。

残りの球数が多い方が有利

ボッチャでは残りの球数が多い方が有利となります。

相手が全てのボールを投げ終わった後に自分のボールが多く残っていれば、戦況を自由に変えることができます。

そのためには序盤でいかにジャックボールに近づけられるかが重要になります。

相手がボールを近付けられず球数を浪費すれば自分のチームに有利な展開となっていきます。

ボッチャの投げ方は大きく分けて3種類

ボッチャでのボールの投げ方は大きく分けて寄せる投球弾く投球押す投球の3種類あります。

  • 寄せる投球:ジャックボールに自分のボールを近付ける
  • 弾く投球:相手のボールを弾いてジャックボールから遠ざける
  • 押す投球:自分のボールを押してジャックボールに近付ける

さらに高度な技として、ボール同士の上にボールを乗せる投球もあります。

ジャックボールが相手ボールに囲まれていても、ボールとボールの間に乗せることで、さらに近い位置にボールを置くことができます。

数種類のマイボールを使い分ける

ボッチャのボールは規定さえ守っていれば自由にボールを用意することができます

ボッチャのボール規定

国際大会などでのボールの規定は次のようになっています。

  • 重さ:275g ± 12g
  • 周りの長さ:270mm ± 8mm
  • 転がり具合:テストによって合否を判定

プラスチックの粒を合成皮革や天然皮革で包んだボールが一般的ですが、規定さえ守れば材質は自由です。

ボールの種類と使い分け

ボッチャのボールは大まかに柔らかいボール硬いボールで使い分けられています。

  • 柔らかいボール:転がりにくいため、「寄せる」「ガードする」目的に使われます。
  • 硬いボール:転がりやすいため、「弾く」目的に使われます。

同じ色でも見た目が違うので、ボールの種類にも注目してみてください。

ジャックボールの位置

よく似た競技であるカーリングとの大きな違いは、ターゲットの位置を変えられることです。

最初にジャックボールを投げ入れる場所を自分の得意な場所相手の苦手な所にするのも戦略の一つです。

またジャックボールはコートの外に出ると、中央の「クロス」という場所に戻されます

戦局が不利な場合でもジャックボールをコート外に弾き出して状況を大きく変えることも可能です。

ボッチャのルールと点数の数え方まとめ

いかがでしたでしょうか?

ボッチャはジャックボールに自分のボールをいかに近付けられるかを競うシンプルな競技ですが、とても奥深く魅力的な競技です。

見どころを踏まえた上でアスリートたちの一流のパフォーマンスに注目しましょう。

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