京都鴨川等間隔の法則とは?論文にもなる現象はなぜ起こるのか?

鴨川等間隔の法則雑学

この記事では京都の名物として有名な「鴨川等間隔の法則とは何か?そしてそれはなぜ起こるのか?について解説していきます。

京都の鴨川で見られる鴨川等間隔の法則は古くから知られており、研究論文のテーマにも取り上げられるほどです。

また鴨川等間隔の法則は岡崎体育さんが曲にした事でも知られています。

鴨川等間隔 寄り添う恋人達の心理的距離 風になびく髪を耳にかける仕草だけは許してやろう 鴨川等間隔 橋の上 見下ろしながら見下される 十六文キックでカミから順に蹴落としたりたい気分だぜ
(岡崎体育 – 鴨川等間隔  1番サビ部分 1:26〜)

この曲で歌われている京都の鴨川等間隔とは一体何なのか、そして鴨川等間隔はなぜ起きるのかを見ていきましょう。

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京都の名物・鴨川等間隔の法則とは?

まずは鴨川等間隔について解説します。

鴨川等間隔の法則は鴨川にカップルなどが等間隔で座る現象

鴨川等間隔の法則」とは、京都市内を流れる「鴨川」の両岸にカップルなどが一定の間隔ごとに座っている現象のことを指します。

特に京都市繁華街の中心である三条大橋と四条大橋の間のエリアで頻繁に発生します。

実際にTwitterでも数多くの目撃情報が挙げられています。

写真を見ると見事に等間隔に並んでいるのが見て取れるでしょう。

京都の鴨川等間隔を作るのはカップルばかりなのか?

鴨川等間隔はカップルが座るものだと捉えられていることが多いです。

確かに鴨川等間隔を形成するのは男女のカップルがメインです。

ですが実際にはカップルだけでなく同性同士のグループも一定数含まれています。

鴨川等間隔の法則は昔から存在し、論文のテーマにもなっている

鴨川等間隔の法則は古くから確認されており、研究論文のテーマとしても何度も取り上げられてきました。

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京都で鴨川等間隔の法則が起きる流れ

鴨川等間隔はどのようにして出来上がるのでしょうか。

第1段階:橋の付近から3〜4mごとに人が座っていく

鴨川の岸に降りる場所は橋の根元にあるため、まず最初は三条大橋と四条大橋の近くから順にグループが座り始めます。

次に訪れたグループは既に座っているグループからおおよそ3〜4m離れた所に座っていきます

その結果、3〜4mの等間隔でグループが座り続けていきます。

第2段階:3〜4mの間隔の間に人が座っていく

やがて人が増えてくると3〜4mの隙間が無くなっていきます

すると次はそのちょうど真ん中に入るグループが現れ始めます

その結果、人出がそこそこ多い時には1〜2mごとに等間隔でグループが出来上がっていきます。

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京都の名物・鴨川等間隔の法則はなぜ起こるのか?

それではなぜこのような事が起こるのかを

  • なぜ等間隔に座るのか
  • そもそもなぜ鴨川沿いに座るのか

の2つの視点から確認していきます。

なぜ等間隔に座るのか?

まずはなぜ人々が等間隔に座るのかを見ていきましょう。

パーソナルスペースを保つため

鴨川で人々が等間隔に座るのは、パースナルスペースを保つためだと言われています。

パーソナルスペースとは

パーソナルスペースとは人の心理的なナワバリのことで、他人に侵入されると不快に感じる空間です。

人はパースナルスペースを侵害されないように無意識に他人との距離を保とうとする性質があります。

皆さんも空いている電車に座る時には無意識に他の人と距離を空けているのではないでしょうか。

パースナルスペースは親しい間柄でない人とは1.2m〜3.5mの距離が必要と言われています。

人が少ない第1段階3〜4mの間隔が空くのは、3.5mのパーソナルスペースを目一杯確保しているからと考えると辻褄が合います。

人が増えた第2段階ではその間に入っても1.2mの距離はギリギリ確保されているから妥協して座っていくのでしょう。

ただし祇園祭などで人が溢れかえる時は密集して間隔が無くなることもあります。

空気を読んでいるため

パーソナルスペースを確保するために、他のグループと距離を空けることはわかりました。

ではなぜ綺麗に等間隔になるのでしょうか

この理由には日本人らしい空気を読む習性が影響しているのではないでしょうか。

第1段階では橋の付近から順に座っていくのですが、空気を読んで既にある間隔と同じ間隔を空けて並んでいきます。

そして第2段階では空気を読んで3〜4mの間隔のちょうど真ん中に座ります。

その結果として綺麗な等間隔が出来上がっていくと考えられます。

なぜ鴨川沿いに座るのか?

ではそもそもなぜ人々は鴨川沿いに座るのでしょうか。

ある程度の人数が揃わないと等間隔は成り立ちません。

これほどの人達が鴨川に集まる理由を見ていきましょう。

他に座るところが無いから

1つ目の理由としては他に座るところが無いから、という理由が挙げられます。

京都の市街地にはほとんど公園が無いため、腰を落ち着けようと思うと飲食店に入る必要があります。

しかし京都では気軽に入れる喫茶店の数が限られており、飲食代もかさむことから消去法で鴨川に流れているという面があります。

適度なプライバシーが保たれているから

鴨川沿いでは適度にプライバシーが保たれていて居心地が良いから、という理由もあります。

鴨川の川幅は約35mあるため、対岸に座っている人の顔はほとんど見えません

川岸を歩いている人にも背を向けているため顔を見られる心配はありません。

また川の流れる音がちょうど良い程度に周囲の音を遮ってくれるため会話に集中することができます。

心地よいから

シンプルに鴨川沿いに座るのが心地よいから、という理由も大きいです。

鴨川沿いは周囲が開けており、日当たりが良いため日向ぼっこに最適です。

澄んだ風が気持ち良く通り、川のせせらぎに心が癒されます

時間がある限りずっと座っていたい、と思わせる魅力が鴨川にはあります。

参加したい人がいるから

さらに「自分も加わってみたい」と思う人々が一定数鴨川に集まって来ます。

鴨川等間隔の法則は広く知れ渡っており、森見登美彦さんの「太陽の塔」や七月隆文さんの「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」などの小説の舞台にもなっていることから、聖地巡礼のような形で訪れる人もいます

京都の名物・鴨川等間隔の法則まとめ

いかがでしたでしょうか?

京都で鴨川等間隔の法則が起きる理由は、

  • 他に座る場所が無い
  • 適度にプライバシーが保たれている
  • 単純に心地よい
  • 有名だから

などの理由で人々が多く集まり互いがパーソナルスペースを保とうとして空気を読んで等間隔に座っていくためだと考えられます。

是非あなたも鴨川を訪れ、美しい等間隔を目にしてみてください。

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